ランニングシューズ

スポーツジムへの入会。ランニング。水泳。
ある初夏のこと。思い立ってこの三つの運動を始めることにした。
まずは形から入るのがマイスタイルだ。そう、道具の調達から入るのがセオリーだ。

思い立ったが吉日。ジムへの入会を済ませ、スポーツ用品店へ足を伸ばす。
水泳用のゴーグルとキャップ、スイムパンツを購入し、帰り道にアルファベット3文字で始まる有名靴チェーン店へ寄った。

デザイン重視で選んだシューズを試着していると、店員さんに声を掛けられた。
ランニング用のシューズを探している旨を伝えると、試着しているシューズはお勧め出来ませんとハッキリ言われた。

私、クローゼットクロージングの選んだ靴は、フォアフットシューズという種類のランニングシューズで、ビギナーにはクッション性能が足らないとのこと。
フォアフットシューズは、ランニング上級者や、部活動をやっている学生が脚力を鍛える用途に使うのだそうだ。フォアフットシューズ…何だかよく分からないが、アスリート的なプロっぽいシューズなのだ。

何だかプロっぽくてかっこいいですね!
という言葉に店員さんは苦笑いしつつ、代わりの一足をお勧めしてくれた。
それがアシックスGT2000NY-2 slimモデルだった。

GT2000NY2画像
参照:B&D https://www.bnd.co.jp/product/0000000121368

GT2000NYインプレ

結論から言えば、GT2000NYを買った。
もう一つの結論を言うと、GT2000NYを買って良かった。
クッション性・安定性・耐久性、すべてのバランスが高く、安心して足を任せられる。

それもそのはず。
このシューズは、練習用からフルマラソンまで、日本だけに留まらず、世界中のランナーから支持されているワールドワイドなベストセラーモデルなのだ。迷ったらGT2000NYという名言もあるぐらい、愛用者が多いモデルとして知られている。

早速、スポーツジムのトレッドミルで、GT2000NYを使ってみた。
ふわふわのトレッドミルのベルト上では、逆にクッションが良過ぎてしまうようで、足に力が入らない感覚を覚えた。そのため、GT2000NYは野外のランニング専用にした。
(ジムでは、アディダスのボストンと、リーボックのリアルフレックスを使うことにした)

GELの性能

足を接地した時のグニグニした独自の感触はGELに起因するもので、反発力はややスポイルされる代わりに、衝撃はきっちり吸収してくれる。

kayano画像
これがアシックスのGELだ ※画像はKAYANO24

筋肉量が少なく、それでいて柔軟性もない、さらにフォームも無茶苦茶な私にとっては、このGELのクッション性能は本当に頼りがいのあるものだった。

トラスティック

中足部ミッドソールのスタビライザー=トラスティックも、足をしっかりサポートしてくれた。爪先と踵をつなぐ中央部に補強が入ることにより、安定性は増し、力を伝達しやすくする効果がある。

GELのクッション性とトラスティックの安定感。各部の耐久性も高い。
GT2000NYは、トータル1000キロ以上のランニングで使った。

新しい相棒シューズ

水泳とジムは半年ほどで止めたが、ランニングは今でも続けている。
一時期、距離を伸ばし、タイムを縮めることに夢中になったが、現在は無理のない範囲でランニングを楽しんでいる。

運動は決して得意なわけではないけれど、体を動かすことは素直に楽しい。
ランニングは気軽に始められるスポーツであり、相棒シューズが一足あればいい。

クローゼットクロージングも、最近新たに購入したシューズがある。
アシックスGEL-KAYANO24。GT2000NYと同系列のシューズだ。GELを増量して、よりクッション性に優れた特性を持つシューズなのだ。

kayano
GEL-KAYANO24 新しい相棒シューズだ

GEL-KAYANO24のインプレはしない。
間違いなくいいシューズだからだ。

detail

重量

追記・インプレ

インプレはしないと書いたが、2週間ほど使って感じたことがあるので書いてみよう。

反発力<クッション性

GEL-KAYANO24を履いて100mダッシュしてみた。
通常は後半になるとスピードに乗れるのだが、GEL-KAYANO24の場合は失速もしない代わりに加速もしない。
ダッシュ系や、スピード重視のランナーには向かないシューズだ。

かかとのホールド感

履き口の後ろ部分が低いため、ホールド感は浅め。
そのためか、紐を締めても、アキレス腱の辺りが動くように感じてしまうのだ。
ヒールカウンターがしっかりしているため、シューズの剛性感が高く、余計にそう感じるのかもしれない。

硬め

GELを多用しているが、設置感は硬めになっている。
衝撃は間違いなく吸収してくれている。しかし、この硬い感触は好みが分かれそうだ。

アッパー

ニット系の生地に圧着プリントで軽量化。
軽さはいいが、アッパー生地が柔らかすぎる印象を覚えた。
ソールがやや重いので、バランス的もう少し厚いアッパーでもいいかもしれない。

総評

GEL-KAYANO24は結構癖のあるシューズに感じた。
GT-2000NYの方が、万人向けのランニングシューズかもしれない。

ゆっくりしたペースで長時間走る場合や、体重の重い人、膝などの関節に不安がある人にははオススメ出来るシューズだ。
だがしかし、それ以外では活躍するシーンが限られそうだ。

安定感があり、クッション性も強い。
その反面、トラスティックとヒールカウンターがシューズをギプスのように補強しているので、屈曲性は低いシューズになっている。

反発性とクッション性を高めるあまり、双方が衝突しているようなバランスも正直感じてしまった。

あとは耐久性なのだが、アッパー素材が弱いという意見もあるようなので、やはりそこの部分は軽量化の代償なのかもしれない。

総評として言えるのは、かなり癖のあるシューズであること。

→半年後のインプレ

kayano24画像

アシックス – ASICS GEL‐kayano24 購入価格7,000円前後 中国製
―2018-09-06―

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