アシックスのサポートについて

アシックスのシューズを購入し、不満を覚えてサポートセンターへ問い合わせてみた。
顛末は下記のブログ本編へ譲る。

1、GEL-KAYANO24の不満点

2018年現在、ゲルカヤノシリーズはナンバー25までリリースされている。
クッション性と安定性に優れる、アシックスが誇るロングセラーモデルだ。
人気のランニングシューズとして、愛用者が多いことでも知られている。
→ゲルカヤノ24レビューページ

kayano24画像
ゲルカヤノ24

所有しているのはゲルカヤノ24だ。
ビギナーから上級者までおすすめされている、持久タイプのランニングシューズである。
3か月ほど使ってみた感想は、以下の通りになる。

ランニング時に、ソールの硬さが気になる。
安定性を高めるためのガイドラインの存在感が強すぎるためか、接地感がすこぶるハードだ。
衝撃緩衝剤T-GELを上回る反発素材の使用もあるのだろうか、突き上げ感はかなり強めのシューズである。

ソールの硬さを避けるように、無意識の内に足に不必要な力が入るようで、スネやフクラハギに違和感を覚える。
着地の衝撃による疲労感は足裏に蓄積し、走り続けると痛みを生じる。
一言で言えば、靴全体が硬過ぎる、足に優しくないランニングシューズだ。

アシックスの上級モデルであることと、ユーザーの評判の良さから「こんなものなのかな」と気にしないようにしていた。自分の感覚がおかしくて、シューズの方が正しいのだと思い込むようにしていた。
しかし、ある日不満が爆発した。ランニング中に激しく足が痛んだからである。やはりこのシューズはどこかおかしいのではないだろうか?

2、アシックスのサポートセンターとのやりとり

上記のことを、アシックスのカスタマーセンターに相談してみた。
すると、シューズを送ってくれれば商品が規格通りに作られているか検査するとのこと。検査の結果不良品であることが認められれば、返金・返品対応してくれるのだそうだ。そして異常が認められなければ、そのまま返送されるとのことだ。

どちらにしろ白黒付けたかったので、アシックスへ送ってみた。

検査の結果は、異常なしとのことで、そのまま返送されて戻ってきた。
新しい中敷き(インナーソール)を、同送品として送ってくれた。

asicsゲルカヤノ24画像
返送されてきたゲルカヤノ+新しいインソール+手紙

ゲルカヤノは中敷の硬度をやや硬めに設定しているらしく、一般的な中敷きに交換すれば突き上げ感は軽くなるかもしれないとのことだった。

残念ながら中敷きを交換しても、突き上げ感に変わりはなかった。
地面の硬さが足に響き、ストレスのある履き心地は依然同じままだった。
ネットで再度評判を調べてみたが、着地時の硬さを感じているゲルカヤノユーザーは少なからずいるようである。

3、アシックスのシューズは硬い?

近頃のアシックスは安定性を高めるために、ソールを硬めに設計する傾向があるようだ。
ソールを硬くすればその分安定感は増すが、柔軟性や屈曲性は損なわれ、なによりもクッション性が犠牲になる。

硬過ぎる靴は故障の原因だ。トレーニング用のシューズで、足の故障を招いたら本末転倒である。メーカーの主張はどうあれ、ゲルカヤノ24は、ランニングシューズとしては失格の烙印を押させてもらう。安定性を追求するあまり、アンバランスで足に負担の掛かるランニングシューズになってしまっている。
次回からは別のメーカーのランニングシューズをを選ぶことになりそうだ。

アシックスのランニングシューズの説明で『安定感』と記載がある場合は、同様にガイドライン(靴底補強)メタクラッチ(かかと部補強)などの骨格パーツがあり、硬いランニングシューズである可能性は高い。硬い接地感が苦手な人は注意してセールスポイントを読んでみて欲しい。

製品についてはとても残念だが、アシックスのカスタマーサービスの対応は良かった。
ユーザーの声にも耳を傾けて、もう少しクッション性のバランスを重視したシューズを開発して欲しいと願っている。
残念ながらゲルカヤノ24はウォーキングシューズに格下げされることになりそうだ。

アシックス中敷画像
黒が付属の純正インソールで硬めなのだそうだ。ブルーは一般的なEVA素材のインソールだ。

4、アシックスへの問い合わせの流れ

  • お客様相談室宛に、問い合わせ内容をフォーム入力して送信。
  • 返信が来て、今回のケースでは神戸市にあるお客様相談室に送付の上、検査に回されることになった。
  • 製造上の不良が認められれば返品、不都合がなければ返送という流れだそうだ。
  • 今回は製造上の不良は見つからずに返送処理となり、新しい中敷きをサービスとして同梱してくれた。

アシックスのカスタマーサポートについて ―2018-01-27―

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