~カルフォルニアのTシャツ~

lady-whiteのTシャツ画像
アメリカで生まれたTシャツ文化は、日本に輸入されて、現在でも脈々と受け継がれている。
The Real McCoy’s・Riding High・Loopwheelerなどの諸々のメーカーは、アメリカが置き忘れてしまった生産技術を使って、クオリティの高いウェアを製作している。
旧式の釣り編み機を使い作られた、高品質なMade in Japan製品は、アメリカでの評価が高い。

1、原点回帰

Made in JapanのTシャツに触発されたフィリップ・プロイズは、「Lady White Co.」という会社を、2015年にカルフォルニア州ロサンゼルスで立ち上げた。
フィリップの使命は、日本製に負けない高品質なTシャツを、カルフォルニアで作ること。
製造だけではなく、なんと材料の調達までカルフォルニア州内で行うオール・カルフォルニアメイドのこだわりようだ。
生産コストは上がるが、クオリティをコントロールし、生産から小売りまでフェアに行えるように、あえてカルフォルニアに事業を集約させているのだそうだ。

Tシャツ画像
カルフォルニアのコットンを使い、 編みから縫製の工程までカルフォルニアで生産する。シンプルだが高品質なLADY WHITE CO.のTシャツ。

LADY WHITE CO.のTシャツは古い吊り編み機を使い製造されている。
Tシャツは詰まった生地感をしており、ボディに縫い目のない丸胴編み。
細身のバインダーネックや、ネックホールの深さ、着丈や身幅など、現代的に再構築されている。

VINTAGEのアスレチックウェアの製法を踏襲しているが、古臭さは微塵も感じられない。

合理化の中で失われてしまった技術を取り戻し、なおかつ現代の印象にアップデートしたことにより、クラシックでありながら新しい、タイムレスで味わいのあるTシャツに仕上がっている。
単体で着ても、ジャケットに合わせても、シンプルかつ清潔感のある着こなしをすることが可能だ。

2、クラフトマンシップと

現在アメリカでは、消費文化の中で「クラフトマンシップ」という価値観が定着しつつある。
手作りの部分が残った、質の良い物を買って、長く使おうという風潮の価値観だ。
LADY WHITE CO. の製品も間違いなくクラフトマンシップの範疇に入ると思うので、アメリカの市場に浸透して行って欲しいと応援している。商品の持つクオリティや雰囲気もさることながら、何よりもブランドの理念が素晴らしいからだ。――

ロサンゼルスを拠点にしていた、American Apparelという会社を思い出す。
やはりカルフォルニアで生産し、従業員に適切な賃金を払うことを掲げた企業だった。
最盛期には110店舗を全米で展開し、日本にも出店していた。
(種々の要因が重なり、2016年に倒産。GILDANに売却)

American ApparelのTシャツは、日本で買うと1500円から4000円の間の価格帯だった。
LADY WHITE CO. のTシャツはアメリカで2PACKのものが90ドル、日本では同製品が12000円の値札が付けられている。普及価格ではないものの、クオリティ的には十分納得できる価格である。

Lady White Co. 2pac Tシャツ USA製 二枚で90ドル ―2018-05-26―

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https://i1.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/05/lady-white-eye3.jpg?fit=588%2C610https://i1.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/05/lady-white-eye3.jpg?resize=150%2C150asdaj1278衣類衣類~カルフォルニアのTシャツ~ アメリカで生まれたTシャツ文化は、日本に輸入されて、現在でも脈々と受け継がれている。 The Real McCoy's・Riding High・Loopwheelerなどの諸々のメーカーは、アメリカが置き忘れてしまった生産技術を使って、クオリティの高いウェアを製作している。 旧式の釣り編み機を使い作られた、高品質なMade in Japan製品は、アメリカでの評価が高い。 1、原点回帰 Made in JapanのTシャツに触発されたフィリップ・プロイズは、「Lady White Co.」という会社を、2015年にカルフォルニア州ロサンゼルスで立ち上げた。 フィリップの使命は、日本製に負けない高品質なTシャツを、カルフォルニアで作ること。 製造だけではなく、なんと材料の調達までカルフォルニア州内で行うオール・カルフォルニアメイドのこだわりようだ。 生産コストは上がるが、クオリティをコントロールし、生産から小売りまでフェアに行えるように、あえてカルフォルニアに事業を集約させているのだそうだ。 LADY WHITE CO.のTシャツは古い吊り編み機を使い製造されている。 Tシャツは詰まった生地感をしており、ボディに縫い目のない丸胴編み。 細身のバインダーネックや、ネックホールの深さ、着丈や身幅など、現代的に再構築されている。 VINTAGEのアスレチックウェアの製法を踏襲しているが、古臭さは微塵も感じられない。 合理化の中で失われてしまった技術を取り戻し、なおかつ現代の印象にアップデートしたことにより、クラシックでありながら新しい、タイムレスで味わいのあるTシャツに仕上がっている。 単体で着ても、ジャケットに合わせても、シンプルかつ清潔感のある着こなしをすることが可能だ。 2、クラフトマンシップと 現在アメリカでは、消費文化の中で「クラフトマンシップ」という価値観が定着しつつある。 手作りの部分が残った、質の良い物を買って、長く使おうという風潮の価値観だ。 LADY WHITE CO. の製品も間違いなくクラフトマンシップの範疇に入ると思うので、アメリカの市場に浸透して行って欲しいと応援している。商品の持つクオリティや雰囲気もさることながら、何よりもブランドの理念が素晴らしいからだ。―― ロサンゼルスを拠点にしていた、American Apparelという会社を思い出す。 やはりカルフォルニアで生産し、従業員に適切な賃金を払うことを掲げた企業だった。 最盛期には110店舗を全米で展開し、日本にも出店していた。 (種々の要因が重なり、2016年に倒産。GILDANに売却) American ApparelのTシャツは、日本で買うと1500円から4000円の間の価格帯だった。 LADY WHITE CO. のTシャツはアメリカで2PACKのものが90ドル、日本では同製品が12000円の値札が付けられている。普及価格ではないものの、クオリティ的には十分納得できる価格である。 Lady White Co. 2pac Tシャツ USA製 二枚で90ドル ―2018-05-26―クローゼットの中を私物を研究してゆくブログです