Early Winters
クラシックアウトドア
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Early Wintersに興味を覚えたのは、ブログ「モノシリ沼」を見てからだ。
モノシリ沼は、黎明期から発展期までの古いアウトドアグッズを紹介するレビュー系のブログだ。
筆者は輸入貿易に関わっていたようで、今では貴重なアウトドアグッズをどっさり持っている。世代的には“スポーツトレイン”や“A&F”と同期になるのだろうか、生き字引的な知識を持っている方なので、大変勉強になる情報が山積みだ。
クラシックアウトドアに興味のある向きは、ぜひ「モノシリ沼」さんをじっくり読んでみて欲しい。
1、アウトドア派の執筆者たち
コリン・フレッチャー、芦沢一洋、油井昌由樹、本山賢司、開高健…
憧れのフィールドワーカーたちは、野外生活を楽しみながら執筆活動をする作家たちだ。
彼らの身に付ける持ち物には、一種の憧憬を覚えていた。
Dannerのゴアテックスブーツ。Redwingのワークブーツ。カウチンセーター。BIG MACのフランネルシャツ。CAMP-7のマウンテンパーカー。Woolrichのダウンベスト。IMCOのオイルライター。
それらクラシカルな逸物たちを、あちらで探して、こちらで買って、ずいぶん集めたものだ。
新品が手に入らない場合は、やむなく古着屋や古道具屋を探したこともある。
いやむしろ、そういったUSEDショップで買い求めることの方が多かった。
なにせお探しのブツは、私の生まれるはるか以前に売られていた物だって少なくないのだ。
2、温故知新
そうして求めた品は、なるほど雰囲気は抜群だった。
抜群だったが、現在の基準からすれば機能が劣るものも少なくなかった。
初期のPOPEYEやMADE IN USAカタログに掲載されているようなヘビーデューティー・クラシックアウトドアウェアは特にその傾向が強かった。
武骨で重く、耐風性も及第以下、メンテナンスにも手間が掛かる。
やっぱり骨董品なんですね。とくに進歩の早いアウトドアウェアの世界では、顕著なほどに新旧で優劣がハッキリすることが結論だった。
ひとしきり集めた品は、そのことが分かって満足したのか、そのほとんどを手放した。
3、クラシックアウトドアの再燃
話は冒頭に戻る。
ネットサーフィンをしていて「モノシリ沼」さんのブログに出会い、クラシックアウトドア熱がよみがえる。消えかかっていた熾火が再び小さく燃え上がり、収集熱に火が灯る。
Early Winters、BANANA EQUIPMENT、OLDのMarmot、古いTHE NORTH FACE、SYNERGY WORKS。これらのブランドの逸品たちは、現代でも通用するスペックを持っているらしい。
この中で見かける順番でいえば、THE NORTH FACE、Marmot、大きく開いて、BANANA EQUIPMENT、また少し距離を置いてEarly Wintersだろうか。SYNERGY WORKSに至っては、レア度が高過ぎて一度だって実物は見たことがない。
古着屋へ頻繁に足を運んでいたのだが、生来の天邪鬼なために、メジャーなTHE NORTH FACEはあえて外していた。けれど、古いTHE NORTH FACEは本当に手の込んだ、今に通じる完成度の高いウェアをリリースしていた。
とくに65/35のアロータックのダウンベストや、初期型のリップストップのダウンベストは、今見ても新鮮かつ秀逸なのだ。
球数が多く、値段もこなれていた時代に、コンディションを厳選して手に入れておけばよかったと悔やまれてならない。
4、古着は出会いだ
クラシックアウトドア熱を再燃させている折に、見つけたのがEarly Wintersの80‘sのダウンベスト。
古着は出会いなので、意中のものに会ってしまったならタイミングで買うしかないのだ。
本当は他の人が好きなのに、話の展開から別の人に告白してしまったようなもの(?)とでもいうのだろうか。
結論からいうと、Early Wintersのダウンベストは買っておいて正解だった。
細部を見ると、丁寧に作られた製品であることがひしひし伝わってくる。
いい所を箇条書きにすると。
- 40年近く前のモデルなのに、グースダウンはしっかりしていて暖かい。
- ハンドウォーマーにはフェルトが貼られ、作りの細かさを感じさせてくれる。
- ウインドフラップがヒートロスを抑えてくれる。
- リバーシブルファスナーは本体とフラップの間に隠せるようになっている(隠すことで引き手が不意に引っかかることを防げる)。
- ラフなアメリカ製にも関わらず、ドットボタンはきっちり正面を向いている。
- 胸元の縦型ポケットと裏ポケットにはジッパー付きという細かな配慮。
5、Early Wintersは実力派
マイナーゆえに語られることは少ないだろうが、Early Wintersのダウンベストは名作であることを、私が代弁しよう。
古着から現行まで、優に10着のダウンベストを購入したが、Early Wintersのダウンベストは、抜きん出てよく出来ている。実力派ブランドだったことを、このダウンベストは物語ってくれている。
6、やはりTHE NORTH FACEも欲しい
意中のTHE NORTH FACEの65/35のベストはその内にいつか…
と思いつつも、Early Wintersのダウンベストに温もりと愛着を覚えている。
「モノシリ沼」さんのブログを見ると、クラシックアウトドアがたまらなく魅力的に見えてしまうから困る。
Early Winters 80’s ダウンベスト アメリカ製 価格¥4,000円ぐらい ―2018-12-28―
http://yasashii.wp.xdomain.jp/2018/12/28/early-winters/https://i0.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/12/early-winters40.jpg?fit=300%2C136https://i0.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/12/early-winters40.jpg?resize=150%2C136衣類衣類クラシックアウトドア Early Wintersに興味を覚えたのは、ブログ「モノシリ沼」を見てからだ。 モノシリ沼は、黎明期から発展期までの古いアウトドアグッズを紹介するレビュー系のブログだ。 筆者は輸入貿易に関わっていたようで、今では貴重なアウトドアグッズをどっさり持っている。世代的には“スポーツトレイン”や“A&F”と同期になるのだろうか、生き字引的な知識を持っている方なので、大変勉強になる情報が山積みだ。 クラシックアウトドアに興味のある向きは、ぜひ「モノシリ沼」さんをじっくり読んでみて欲しい。 1、アウトドア派の執筆者たち コリン・フレッチャー、芦沢一洋、油井昌由樹、本山賢司、開高健… 憧れのフィールドワーカーたちは、野外生活を楽しみながら執筆活動をする作家たちだ。 彼らの身に付ける持ち物には、一種の憧憬を覚えていた。 Dannerのゴアテックスブーツ。Redwingのワークブーツ。カウチンセーター。BIG MACのフランネルシャツ。CAMP-7のマウンテンパーカー。Woolrichのダウンベスト。IMCOのオイルライター。 それらクラシカルな逸物たちを、あちらで探して、こちらで買って、ずいぶん集めたものだ。 新品が手に入らない場合は、やむなく古着屋や古道具屋を探したこともある。 いやむしろ、そういったUSEDショップで買い求めることの方が多かった。 なにせお探しのブツは、私の生まれるはるか以前に売られていた物だって少なくないのだ。 2、温故知新 そうして求めた品は、なるほど雰囲気は抜群だった。 抜群だったが、現在の基準からすれば機能が劣るものも少なくなかった。 初期のPOPEYEやMADE IN USAカタログに掲載されているようなヘビーデューティー・クラシックアウトドアウェアは特にその傾向が強かった。 武骨で重く、耐風性も及第以下、メンテナンスにも手間が掛かる。 やっぱり骨董品なんですね。とくに進歩の早いアウトドアウェアの世界では、顕著なほどに新旧で優劣がハッキリすることが結論だった。 ひとしきり集めた品は、そのことが分かって満足したのか、そのほとんどを手放した。 3、クラシックアウトドアの再燃 話は冒頭に戻る。 ネットサーフィンをしていて「モノシリ沼」さんのブログに出会い、クラシックアウトドア熱がよみがえる。消えかかっていた熾火が再び小さく燃え上がり、収集熱に火が灯る。 Early Winters、BANANA EQUIPMENT、OLDのMarmot、古いTHE NORTH FACE、SYNERGY WORKS。これらのブランドの逸品たちは、現代でも通用するスペックを持っているらしい。 この中で見かける順番でいえば、THE NORTH FACE、Marmot、大きく開いて、BANANA EQUIPMENT、また少し距離を置いてEarly Wintersだろうか。SYNERGY WORKSに至っては、レア度が高過ぎて一度だって実物は見たことがない。 古着屋へ頻繁に足を運んでいたのだが、生来の天邪鬼なために、メジャーなTHE NORTH FACEはあえて外していた。けれど、古いTHE NORTH FACEは本当に手の込んだ、今に通じる完成度の高いウェアをリリースしていた。 とくに65/35のアロータックのダウンベストや、初期型のリップストップのダウンベストは、今見ても新鮮かつ秀逸なのだ。 球数が多く、値段もこなれていた時代に、コンディションを厳選して手に入れておけばよかったと悔やまれてならない。 4、古着は出会いだ クラシックアウトドア熱を再燃させている折に、見つけたのがEarly Wintersの80‘sのダウンベスト。 古着は出会いなので、意中のものに会ってしまったならタイミングで買うしかないのだ。 本当は他の人が好きなのに、話の展開から別の人に告白してしまったようなもの(?)とでもいうのだろうか。 結論からいうと、Early Wintersのダウンベストは買っておいて正解だった。 細部を見ると、丁寧に作られた製品であることがひしひし伝わってくる。 いい所を箇条書きにすると。 40年近く前のモデルなのに、グースダウンはしっかりしていて暖かい。 ハンドウォーマーにはフェルトが貼られ、作りの細かさを感じさせてくれる。 ウインドフラップがヒートロスを抑えてくれる。 リバーシブルファスナーは本体とフラップの間に隠せるようになっている(隠すことで引き手が不意に引っかかることを防げる)。 ラフなアメリカ製にも関わらず、ドットボタンはきっちり正面を向いている。 胸元の縦型ポケットと裏ポケットにはジッパー付きという細かな配慮。 5、Early Wintersは実力派 マイナーゆえに語られることは少ないだろうが、Early Wintersのダウンベストは名作であることを、私が代弁しよう。 古着から現行まで、優に10着のダウンベストを購入したが、Early Wintersのダウンベストは、抜きん出てよく出来ている。実力派ブランドだったことを、このダウンベストは物語ってくれている。 6、やはりTHE NORTH FACEも欲しい 意中のTHE NORTH FACEの65/35のベストはその内にいつか… と思いつつも、Early Wintersのダウンベストに温もりと愛着を覚えている。 「モノシリ沼」さんのブログを見ると、クラシックアウトドアがたまらなく魅力的に見えてしまうから困る。 Early Winters 80's ダウンベスト アメリカ製 価格¥4,000円ぐらい ―2018-12-28―asdaj1278 en.job1978@gmail.comAdministratorCloset Clothing 研究所ブログ
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