~イレギュラーのリーバイス~

リーバイス画像
古着屋で手に入れたイレギュラーのリーバイス519。
1990年代のモデルだ。

ポケットの裏の縫製と、右ふくらはぎの織りの不良からイレギュラーになったと思われる。
赤タブはアバウトに切り取られている。これは販売時のB品としての措置なのか、それとも前オーナーが切り取ったのかは定かではない。


スレーキ(ポケット裏)とラベルに押された、イレギュラーを示すスタンプ。
不滅インクで押されているはずだが、洗濯と経年で文字が読み取れないほど薄くなっている。

隠れた名品?

519はいま穿いてみると、わるくない印象です。
太すぎず細すぎないシルエットのバランスが良く、ファッションを選ばない普遍性がある。
MADE IN USAもポイントだ。


519はピケやコーデュロイでお馴染みの品番で、デニムはあまり見かけない。
股上はやや深め。生地はソリッド。14オンスデニム生地。色落ちは均一。以上は、90年代のレギュラーモデルに多く見られる特徴だ。


同品番は90年代以前のものはオレンジタブといって、ポケットの横に付くタブが文字通りオレンジ色の仕様で、位置づけ的にはワンランク下の廉価モデルとのこと。
しかし、オレンジタブにはブッシュパンツなどの変化球的な名品が多く、一概に廉価ラインと言えない魅力を持っている。


内側のタグを見ると「501-0496329623」という数字がプリントされている。
その下には「00519-7417」という表記。
96年4月に、501工場で作られた、519モデル、という意味なのだそうだ。
ちなみに一番有名な工場、バレンシア工場のナンバーは555だ。

USED加工のUSED


購入した519は、USED加工が施されている。
リーバイスのジーンズは、ブリーチからUSED加工まで、モデルごとに多種の展開をしていた。現在よりもバリエーションのラインナップが多く、購入する時に大いに悩んだが、それが楽しくもあった。

ジーンズの表情は履き方や洗濯の仕方でがらりと変わるので、加工という形で再現し、好みに応じたジーンズを選べるようにしてくれていた、メーカーのサービス精神を感じることが出来る。

古着で購入したUSED加工モデル。
しかもイレギュラーという519だが、個人的には気に入っています。

ジーンズの良さ、リーバイスの良さを再認識させてくれたこと、90年代のリーバイスのジーンズのオーセンティックな魅力を存分に感じることが出来ました。
それぞれの年代でジーンズは変化してゆくけれど、どの年代にもそれぞれの魅力があります。

Levis 519 USA製 古着屋で300円 ―2018-06-05―

Follow me!

https://i1.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/06/levis-eye.jpg?fit=300%2C233https://i1.wp.com/yasashii.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2018/06/levis-eye.jpg?resize=150%2C150asdaj1278衣類衣類~イレギュラーのリーバイス~ 古着屋で手に入れたイレギュラーのリーバイス519。 1990年代のモデルだ。 ポケットの裏の縫製と、右ふくらはぎの織りの不良からイレギュラーになったと思われる。 赤タブはアバウトに切り取られている。これは販売時のB品としての措置なのか、それとも前オーナーが切り取ったのかは定かではない。 スレーキ(ポケット裏)とラベルに押された、イレギュラーを示すスタンプ。 不滅インクで押されているはずだが、洗濯と経年で文字が読み取れないほど薄くなっている。 隠れた名品? 519はいま穿いてみると、わるくない印象です。 太すぎず細すぎないシルエットのバランスが良く、ファッションを選ばない普遍性がある。 MADE IN USAもポイントだ。 519はピケやコーデュロイでお馴染みの品番で、デニムはあまり見かけない。 股上はやや深め。生地はソリッド。14オンスデニム生地。色落ちは均一。以上は、90年代のレギュラーモデルに多く見られる特徴だ。 同品番は90年代以前のものはオレンジタブといって、ポケットの横に付くタブが文字通りオレンジ色の仕様で、位置づけ的にはワンランク下の廉価モデルとのこと。 しかし、オレンジタブにはブッシュパンツなどの変化球的な名品が多く、一概に廉価ラインと言えない魅力を持っている。 内側のタグを見ると「501-0496329623」という数字がプリントされている。 その下には「00519-7417」という表記。 96年4月に、501工場で作られた、519モデル、という意味なのだそうだ。 ちなみに一番有名な工場、バレンシア工場のナンバーは555だ。 USED加工のUSED 購入した519は、USED加工が施されている。 リーバイスのジーンズは、ブリーチからUSED加工まで、モデルごとに多種の展開をしていた。現在よりもバリエーションのラインナップが多く、購入する時に大いに悩んだが、それが楽しくもあった。 ジーンズの表情は履き方や洗濯の仕方でがらりと変わるので、加工という形で再現し、好みに応じたジーンズを選べるようにしてくれていた、メーカーのサービス精神を感じることが出来る。 古着で購入したUSED加工モデル。 しかもイレギュラーという519だが、個人的には気に入っています。 ジーンズの良さ、リーバイスの良さを再認識させてくれたこと、90年代のリーバイスのジーンズのオーセンティックな魅力を存分に感じることが出来ました。 それぞれの年代でジーンズは変化してゆくけれど、どの年代にもそれぞれの魅力があります。 Levis 519 USA製 古着屋で300円 ―2018-06-05―クローゼットの中を私物を研究してゆくブログです