ワークキャップの魅力2

CA4LA WORKS

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CA4LAのラインナップの中には、手仕事で作られたラインがいくつかある。
これはその中のレーベルの一つCA4LA WORKSのハンチングキャップだ。

この手仕事で作る技術力、小回りのよさが、新しい帽子を生み出す原動力になっているはずだ。また同時に、さまざまなブランドやカルチャーとコラボする際の企画力・対応力を育む土壌になっていることは、疑う余地もない。
Part1にあるDIET BUTCHER SLIM SKINの帽子もCA4LAが製作していたようである)

ハンチングキャップのトップクラウンには、数輪の花がプリントされている。
花芯には金色に塗られたビーズを使い、花弁のきらめきは真鍮の小片で表現している。
まさに手の込んだ仕事によって作られた帽子だ。

黒いボディに金色のプリント&ビーズ&真鍮プレートと、地味なようで目立つ帽子だ。
裏地は金の布張り。まるで金閣寺のように絢爛たる帽子じゃないか…

どうやってかぶろうか、いや、そもそもかぶるかどうかすら悩んでしまう、ちょっと特別な帽子になっている。

ca4la works ハンチングキャップ 日本製
CA4LA公式サイト

URBAN RESEARCH DOORS D’sh

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デニム生地で作られた、浅めのキャスケットキャップだ。
デニムに白いネップが入り、クラウン前方はバイザーと一緒に縫い付けられている。
もう少し前方で縫われていたら、ハンチング帽と呼べるだろう。

裏地はコットンガーゼ素材。スベリはパイルになっている。
日本製で作りは真面目。癖のないデザインなので、かぶりやすく、合わせやすい、普遍的なスタイルである。

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バイザーは短め、かぶりは浅め

デニム・オン・デニム。さらに帽子もデニムという、藍色の濃淡で合わせてみたい帽子。色落ちも楽しめそうなキャスケットキャップだ。

アーバンリサーチD’sh キャスケットキャップ 日本製
URBAN RESEARCH DOORS公式サイト

CA4LA × YAB-YUM

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秋にピッタリのブラウンカラーのワークキャップ。
CA4LA×YAB-YUMのコラボレーション。ウールのネル地を使って作られている。

折り畳み式の耳当てが付けられているので、寒い日も風の強い日も心強い。
ウール×ウールの相性はいい。秋冬に活躍の機会が多くなるコートやジャケットなど、ウールアイテムとの相性もバッチリなのである。

CA4LA × YAB-YUM ワークキャップ 日本製
CA4LA公式サイト
YAB-YUM公式サイト

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帽子のある日常

暑い季節用のもの、寒い季節用のもの。
お気に入りの帽子を一つ持っていると便利なものだ。

強い日差しや凍てつく空気から頭を守り、スタイルのアクセントにもなる。
帽子のことを英語でHeadWearというがまさにその通り。帽子は頭に着る機能的で個性あふれる衣類なのである。

開高健

開高健画像(撮影:高橋昇)
開高健(撮影:高橋昇)

開高健画像
出典:集英社

帽子といえば、小説家の開高健さんが思い浮かぶ。
代表作の一つである釣行記『オーパ』シリーズでは、たくさんの帽子を用意して効果的に使った。

旅した国の先々で、国が変わるたびに帽子を変えて釣りに挑んだ。
何千枚と撮影した写真を、後できちんと整理しやすくするための配慮だった。
頭に乗せられた帽子を見れば、あの国、あの川が一目瞭然というわけだ。

帽子を名脇役として使った、旅する作家開高健ならではのエピソードである。

ワークキャップ(帽子)とは

帽子は便利なもので、一つ持っていると何かと重宝するものだ。
ワークキャップはどんな服装にもよく似合い、そして機能的でもある。
馴染みやすく、落ち着いてかぶることができる帽子なのだ。

今回は日本のメーカーのワークキャップをメインに、7つの帽子を紹介させていただいた。
厳密に言うならばワークキャップではなく、ワークキャップの意匠を持ったアイテムが多かった。

型に嵌まらず自由なアレンジが加えられたこの遊び心が、変型ワークキャップの魅力である。そのバリエーションの多彩さの一端を紹介できたのならブログ冥利に尽きるのだけど、いかがなものだろうか?

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―2018-09-29―

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